SSW / プロデューサーのNTsKiが、Sade「Smooth Operator」とEartheater「How to fight」のカヴァー動画を公開。緊急事態宣言中に自宅で撮影したという2つのセッション映像についてメールインタビュー。
25 May 2021
eyeshadow (以下E): Sadeの「Smooth Operator」をカヴァーしたのは?
NTsKi (以下N): 幼少期に母親がよく車の中で聞いていて、小さい頃からよく口ずさんでいた思い出があるのでこの曲にしました。
E: シンプルなアレンジですね。
N: はい。ボーカルエフェクターでオクターブ上のコーラスを付けて、エフェクターに内蔵しているリズムマシンでリズムを流しています。
E: カヴァーする上で意識したことはありますか?
N: ついつい熱が入ると強く歌ってしまうので、穏やかな気持ちで優しく歌うように意識しました。
E: ギターはDYGLのYosuke Shimonakaさんですね。
N: 下中くんとはたまに曲を作ったりするのですが、「Smooth Operator」を口ずさんでいるときに彼がギターを弾き始めたので、そのノリで録音することになりました。
E: 「How to Fight」はどういう経緯でカヴァーしたのでしょう?
N: 「How to Fight」も「Smooth Operator」と同じような感じで録音することになりました。
E: 今後もカヴァー・シリーズは続きますか?
N: シリーズ化するかはわかりませんが、カヴァーは沢山しているので、もしかしたらまた公開するかもしれません。
E: もし次回カヴァーするとしたら?
N: Vashti BunyanとSibylle Baier。
E: NTsKiさんがよく観るカヴァー動画がありましたら教えてください。
N: Bizimkilərというトルコのオルタナティブ・オーケストラのYoutubeチャンネルをよく観ています。色々な曲を見たこともないような弦楽器でインストゥメンタルで演奏し、Sade「Smooth Operator」もカヴァーしていますが、異国情緒漂う音色にうっとり。
E: 5月14日リリースのGiant Clawのアルバム『Mirror Guide』に2曲参加されていますね。これはどういうきっかけだったんでしょう?
N: 〈Orange Milk Records〉の主宰、Keith Rankin (aka Giant Claw) からお誘いの連絡を受けて、一緒に曲を作ることになりました。〈Orange Milk Records〉はリスナーとしても大好きなレーベルだったので嬉しいです。
- Profile
- 京都出身のSSW / プロデューサー。どこか不気味さの漂うボーカルと多様な音楽性が混在するトラックを制作しシームレスに活動。セルフ・プロデュース作以外では、《TAR》から食品まつり a.k.a foodman、《Orange Milk》からCVN、《EM Records》から7FOとのコラボ楽曲をリリース。田我流のアルバム『Ride On Time』への参加、落合陽一氏が統括ディレクターを務めた「SXSW2019」に出展された経済産業省主催日本館への楽曲提供などがある。
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