魅惑のオンラインショップ《パライソレコード》がお贈りする、カヴァーソング桃源の世界。

野田晋平（パライソレコード）
Ep.48 / 18 Jul. 2024

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ジメジメした梅雨も終わり、日差し照りつけるこの季節が到来。とういうわけで今シーズンも夏仕様にアレンジされたカヴァー名曲の数々が大集合。パーカッションのリズムで陽気に参りましょう！

ラテン神ジョー・バターンのバルセロナ公演の際は堂々バックを務めたスペインのラテンバンド、ロス・フラーノス2011年のファーストアルバムに収録された、ニューオーダー「Blue Monday」のカヴァー。シリアスなこの曲にある意味一番しちゃいけない超陽気なラテンアレンジという禁じ手を犯してしまいましたが、結果オーライ！

マイアミのラテン音楽シーンを牽引するトニー・スカールは2015年のアルバムで、丸々マイケル・ジャクソンをトリビュートしていますが、その中からマイケル90年台の名曲「Black or White」を。あの名ギターフレーズにパーカッションを盛りに盛った最高アレンジ！

マイアミを中心に人気を博したサルサデュオによる1986年のアルバム『Un Regalo De Salsa』からスティービー・ワンダーの名曲「Part Time Lover」のカヴァー。こちらの方が原曲？？ と思ってしまうくらいよくできたカヴァーですね。別のアルバムではラスカルズ「Good Lovin’」のカヴァーなんかもやっています！

マイアミ・サウンドマシーン～ソロへとアメリカを代表する歌手となったキューバ出身のグロリア・エステファンが1994年にリリースした初のカヴァーアルバムより、Dr.バザーズ・オリジナル・サヴァンナ・バンドの「Cherchez La Femme」を。ディスコにオールドジャズとラテンをブレンドした魅惑サウンドで、多くのフォロワーを生み出した名曲を原曲そのままなアレンジでお届け！

自然災害や地球温暖化などへの対策としてのチャリティーとして始動したブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのキューバンサウンドと当時のロック～ポップ系のヒットソングの融合を果たしたプロジェクト「リズム・デル・ムンド」にはアークティック・モンキーズ、U2、コールドプレイなどのカヴァーはじめ、イブラヒム・フェレールやオマラ・ポルトゥオンドなどブエナビスタのレジェンド達も参加しています。その中からオリジナルはジェシー・ハリス、ノラ・ジョーンズが世界的にヒットさせた「Don’t Know Why」。キューバの歌手ヴァーニャ・ボルヘスをフィーチャーした、ラテンボレロアレンジ。たまりませんな！

（つづく）