
魅惑のオンラインショップ《パライソレコード》がお贈りする、カヴァーソング桃源の世界。
野田晋平(パライソレコード)
Ep.63 / 21 Sep. 2026
暑さも落ち着き始めた9月も後半。ついに待ちに待った大型連休「シルバーウィーク」がやってきた! というわけで、今回はシルバー世代によるカヴァー曲特集。大御所から、新人?? 歳を重ねた者でしか出し得ない、いぶし銀の名唱!! そして迷唱!?

半世紀以上に渡り音楽界の第一線で活動し続ける細野さん、2026年、通算23枚目の最新アルバムは79歳にしてのリリース。近作ではカヴァー曲も多く取り上げていますが、今作でもオリジナル曲と並び数曲のカヴァー曲を披露してくれています。「Sincerely」は、ドゥーワップグループ、ムーングロウズの曲。日本語による詞もなんとも味わい深い。

Summertime
今年、93歳にして通算156枚目のニューアルバムをリリースし、カントリー界の生ける伝説として君臨し続けるウィリー・ネルソンが、数々のスタンダードを作り上げた偉大なる作曲家ガーシュウィン作品を取り上げた82歳時の2016年作より「Summertime」を。老いてもなお瑞々しさを失わないヴォーカル。もう感動!

Give It Away
カタルーニャ(スペイン)のTV局 《TV3》の番組『Casal Rock』で放送された、70歳以上のおばあちゃん、おじいちゃん達25人が、ロッククラシックを歌うドキュメント企画の一コマより、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ「Give It Away」のカヴァー。バルセロナ出身のSSW〜プロデューサー、マルク・パロット指導のもと、老人版『スクール・オブ・ロック』なサクセスストーリー系熱唱を披露。その他にAC/DCの「地獄のハイウェイ」なんかもカヴァーしています!

My Generation
こちらはイギリスのBBCから。社会から孤立する高齢者問題にスポットを当てる番組から誕生した当時平均年齢78歳(最高齢は100歳)、約40名の老人達により結成されたジマーズ2007年作。ヤングアンセムとして知られるザ・フー「マイ・ジェネレーション」をカヴァーし、シルバー世代からの社会に対する怒りやフラストレーションをシャウトした名曲。レコーディングは名門アビーロードスタジオ。ちなみにバンド名の由来は、歩行補助具(歩行器)のブランド名〈ジマー・フレーム〉からなんだとか!

マリリン・モンロー・ノー・リターン
2000年9月2日に東京・表参道の地下にあるイベントスペース《青山CAY(カイ)》にて開催されたイベント『青山246深夜族の夜』に出演した作家・歌手、野坂昭如がクレイジーケンバンドをバックに歌った、名曲「マリリン・モンロー・ノー・リターン」のセルフカヴァー。当時70歳の誕生日を1ヶ月後に控えてもなお、プレイボーイ然とした昭和のダンディズムと色気を醸し出す野坂の名演に痺れまくりです!

Creep
イギリスのシニアシンガーソングライターである67歳のフランク・ワトキンソンが、2004年にひっそりと録音したレディオヘッド「Creep」のカヴァー。アコギ一本で弾き語る、いぶし銀の名唱は、まるでブルースやフォークを聴いているよう。2024年にYouTubeやTikTokなどのSNSで拡散され、全世界で知られるようになります!

卒業
当時まだ少年だった日野皓正にもトランペットを教えたという元ジャズメンながら、何故かLLクールJに感化され、転生してしまった84歳のオールドスクールラッパー、坂上弘が歌う尾崎豊「卒業」のカヴァー。そのレイドバック唱法はもはや、ソウルやブルースの域に達した!?人生の酸いも甘いも嚙み分けた御大の歌う〈卒業していったい何 解ると言うのか〉のリリック。パンチラインすぎますな…
(つづく)
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Zara McFarlane – Fisherman [The Congos]
Davido – Already Falling [Elvis Presley]
Mtume – I’d Rather Be With You [Bootsy’s Rubber Band]










