MACKA-CHINの「黄昏のビギン」裏話
feature #069

MACKA-CHINの「黄昏のビギン」裏話

11月3日、レコードの日に7インチカットされたSumire「黄昏のビギン with Sergio Mendes」。永六輔&中村八大の名曲カヴァーにして意外な7″リリースを仕掛けたMACKA-CHINに話を伺いました。

10 Nov. 2021

eyeshadow (以下E): Sumire「黄昏のビギン with Sergio Mendes」を7インチカットしようと思ったきっかけはなんでしょう?

MACKA-CHIN (以下M): MUROさんとTOKYO FMで音楽番組「MURO Presents KING OF DIGGIN’」をやらさせていただいてて、その流れで《HMV record shop》さんとレコードのリリースの話になったんです。MUROさんも僕も7インチになってないのを形にするという企画で。そこで、僕はLPからのカットというより、近年の作品でCDのみの楽曲はいかがでしょうか? とプレゼンさせていただいて、晴れてレコード化という流れになりました。

E: なるほど。2013年にMaxi CDでリリースされたこの曲を知ったのはどんな経緯で?

M: 和モノ含め、現行モノもひたすらチェックしちゃうタイプなので、たまたま見つけた感じだったと思います。たまに現行モノもこうして背景に音楽をきちんとわかってらっしゃるプロデューサーが絡んだ作品がこっそりリリースされるので、流行る確率は低いですけど面白いですよね。編曲とプロデューサーは本当大事だと思います。あ、作曲もですね。

E: 聴きどころはどんなところでしょうか?

M: やはりセルジオ・メンデスのアレンジですかね。JAZZアレンジというか。日本人とも数多くの作品でセッションしているのがすごく活かされてるのかな〜とも思いますね。

お気に入りのポイントはムードですね、色っぽさ。あとはクラブでもプレイできる洋楽のようなクオリティ。ローがちゃんと出てるミックスしかり。

E: 大人っぽくて渋い歌声ですよね。もしかしてMACKA-CHINはハスキーな女性ボーカルが好き?

M: 好きです! やはりブラックミュージックの影響は大きいと思います。基本、ベテラン感や熟女感みたいな雰囲気に心ひかれますね。酒焼けみたいな声は苦手ですけど、キャリアを重ねると共に、声に艶が出てくる感じ、例えば薬師丸ひろ子さんとかは昔より今の方が断然歌声はいいと思いますね。

E: B面の「黄昏のビギン with Sergio Mendes Macka-chin Edit Version」についても、エピソードなどがあればぜひ。

M: 《ユニバーサル ミュージック》の人にステムデータ(楽器ごとの音源をまとめた音源ファイル)を探して貰ったのですが、ブラジル・レコーディング、ロサンゼルス・マスタリングで「データがどこにあるかわかりませんでした」と言われた時に、なんてスケールのデカイ作業なんだ!って思いましたね。カジュアルにパソコンで作る音楽がもはや主流なだけに、改めてこの完成度に脱帽でした。

結局パラデータを預かることができなかったので、2MIXとインストだけで制作しました。限りはあったのですが、俗にいう〈CLUB EDIT〉みたいなことは避けました。生音で揺れる空気感、そして爆音でかけれる世界レベルの歌謡曲。ここが普通になってくると日本の音楽も普通に庶民のクラブミュージックになっていくのではないかと思ってます。

E: どんな人にこのシングルを買って欲しいですか?

M: 昭和歌謡を懐かしむ人ももちろんですが、せっかくならばやはりDJの人たちに。クラブでかけれる歌謡曲、需要あると思ってます!

Sumire「黄昏のビギン With Sergio Mendes / 黄昏のビギン With Sergio Mendes Macka-chin Edit Version」の購入はこちら (HMVオンラインストア)

Profile
東京都足立区出身。ニトロ・マイクロフォン・アンダーグラウンドのメンバーとして活動し、ラッパーとしてはもちろん、アーティストへの楽曲プロデュースやトラック制作などもこなすアウトプット・ディレクター。ソロ活動ではトラックからラップまで全て1人で創るスタイルでジャンルの壁を越え、ヒップホップにとどまらず他のジャンル界からも話題になる作品を発表し続けている。2018年からはTOKYO FMにて音楽番組《KING OF DIGGIN’》のパーソナリティも務めるなど、色んな意味で目が離せないMCであり、プロデューサーであり、DJであり、ビジュアルクリエイターである。
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