イハラカンタロウ
Our Covers #084

イハラカンタロウ

ミュージシャン

『芋蔓式でカバー曲10選』
楽曲に関連する事柄を参考に、芋蔓式に繋がりを辿るカバー曲10選をお送りいたします。

Paper Doll
Title

Paper Doll

Artist
矢野顕子
Original
山下達郎 - PAPER DOLL
ウェットで暗めな質感のピアノの音色が、切ない男の気持ちを歌ったこの曲の色あいにとてもマッチしているカバー(弾き語りというところも良い...)、フックの「ペイパードール」というメロディの選び方にハッとさせられます。原曲を作った達郎さんも有り余るほどのカバーをされていますが、次は達郎さんがアレンジで参加した作品です。
砂に消えた涙
Title

砂に消えた涙

Artist
竹内まりや
Original
Mina - Un buco nella sabbia
作曲はピエロ・ソフィッチ、作詞はアルベルト・テスタ。数多のカバーがあるこの楽曲ですが、僕は子供の頃からこの竹内まりやさんのカバーを聴いて育ったので一番しっくりきます。トラックアレンジは山下達郎、ストリングスアレンジは服部克久、ですので次は服部克久さんが関わっている中でも僕が大好きな作品を選びました。
胸の振子
Title

胸の振子

Artist
雪村いづみ
Original
霧島昇 - 胸の振子
1974年リリース(驚き)、服部良一の名曲の数々をキャラメル・ママをバックに雪村いづみが歌いあげた名盤の中の一曲です。服部克久さんはホーンとストリングスのアレンジで参加されています。本当にこの楽曲には時代を感じさせない不思議な魅力が詰まっていますね。特に僕は、この曲での細野さんのベースプレイが好きなのです、というわけでお次は...
People get ready
Title

People get ready

Artist
小坂忠
Original
The Impressions - People Get Ready
言わずと知れた大名曲のカバーです、細野さんはプロデューサー、ベースの演奏で参加されています。ポップスのフィールドへカムバックしたジャパニーズ・ソウル名盤という銘打ちでしたが、ゴスペルシンガーとしての小坂忠さんを存分に感じられます。余談ですがこちらのアルバムへ収録されている「ほうろう」の新録はリズムがよりタイトに洗練されていてかっこ良いのです。(ニューオリンズの風を感じます)
では次は、他ミュージシャンがカバーした「People Get Ready」が収録されているアルバムから...という流れで行きたいと思います。
Ain't Nothing Like the Real Thing
Title

Ain't Nothing Like the Real Thing

Artist
Trijntje Oosterhuis
Original
Marvin Gaye and Tammi Terrell - Ain't Nothing Like the Real Thing
ご紹介しておいて難ですが、このミュージシャンの名前をいつまで経っても覚えられません...。オランダのR&Bシンガー、トレインチャ・オーステルハウス(トラインチェ・オースターハウス?)、バード・バカラックのカバーアルバムなども出されているようです。この「Ain't Nothing Like the Real Thing」のカバー、原曲の良さが十二分に引き出されていることは勿論のこと、リズムアレンジが気持ちよく何度も聴きたくなります。4曲目に収録、先述の「People get ready」のカバーも勿論のこと、原曲のパワーはそのままにアレンジでオリジナリティを出していて素晴らしいです。お次は、「Ain't Nothing Like the Real Thing」の生みの親、アシュフォード&シンプソンの楽曲を。
You're All I Need to Get By
Title

You're All I Need to Get By

Artist
Ashford & Simpson
Original
Marvin Gaye and Tammi Terrell - You're All I Need to Get By
作曲者ご本人たちのライブでのセルフカバーです。メドレー形式になっていて、それぞれワンコーラスですが「You Are All I Need to Get By」、「Ain't Nothing Like the Real Thing」、そして「Ain’t No Mountain High Enough」とヒット曲のオンパレードが楽しめます。この曲は今年公開された映画『Coda コーダ あいのうた』でも劇中歌に使用されていました。(心温まるすごく良い映画でした)
モータウンからリリースされた楽曲が続きましたので、次はモータウン絡みの一曲にします。
You Are Everything
Title

You Are Everything

Artist
Michael McDonald
Original
The Stylistics - You Are Everything
その名も『Motown』というアルバムに収録されているスタイリスティックスのカバー「You Are Everything」、問答無用でモノにしてしまうマイケル・マクドナルドのボーカルのパワーが冴え渡ります。個人的にトム・ベルの曲は誰が歌っていてもトム・ベルらしさが出ていて本当にすごいなと常々思うのですが、そのフィルターを取っ払って、トム・ベルの作曲だと知らない頭でこの曲を聴いていたらどう思っただろうかと想像してしまいます。では次は、スタイリスティックス繋がり、1stアルバムは「スタイリスティックス登場」に収録されている楽曲の繋がりで選びます。
Stop Look Listen
Title

Stop Look Listen

Artist
Angela Bofill
Original
The Stylistics - Stop, Look, Listen (To Your Heart)
GRPの手綱を離れ、心なしかビジュアルがすごい派手になったような気がするアンジェラ・ボフィルの3rdアルバム『Something About You』からの一曲です。フージョン色が濃いめというか、往年の名曲を時代の空気に合わせようという気概がアレンジから感じられます。このアルバムがリリースされるちょうど一ヶ月前にクインシー・ジョーンズのプロデュースでパティ・オースティンが同曲を収録したアルバム『Every Home Should Have One』をリリースしているのも興味深いです。(二人ともに1st、2ndはデイヴ・グルーシンが関わっているので)
トム・ベルの作曲が続きましたので、次もその繋がりで選びます。
Betcha by Golly Wow!
Title

Betcha by Golly Wow!

Artist
Prince
Original
The Stylistics - Betcha by Golly, Wow
こちらもトム・ベルとリンダ・クリードのコンビでの名曲、数あるカバーの中でも僕はこのカバーが一番好きかも知れません。サビの「Wow! Wow!」って追っかけが良いですね。(ミュージックビデオの癖になりそうなシュールさも)
この三枚組という大容量のアルバム『Emancipation』には、またもやトム・ベル関連の「La, La, La Means I Love You」が収録されております。最後は「ララは愛の言葉」繋がりで曲を選びたいと思います。
LA LA MEANS I LOVE YOU
Title

LA LA MEANS I LOVE YOU

Artist
山下達郎
Original
The Delfonics - La-La Means I Love You
山下達郎のライブ・アルバム『JOY』からの一曲、言わずと知れた名演です。途中のハーモニカも達郎さんが吹かれています、もう音楽の化身ですね。このアルバム『JOY』ですが、初めて聴いた時の衝撃は計り知れず、これがライブかよ...と思ったのは僕だけではないはず。こうして山下達郎繋がりで次の曲は1番目、矢野顕子の「PAPER DOLL」へと繋がり、晴れて芋蔓ループ式カバー曲10選とさせて頂きます!
Profile

1992年7月9日生まれ。埼玉県川越市出身。
作詞作曲からアレンジ、歌唱、演奏、ミックス、マスタリングまで手がけるミュージシャン。都内でのライヴ活動を中心にキャリアを積み2018年に1st EP『CORAL』を発表、聴き心地の良い歌声やメロディ、洗練されたアレンジやコードワークといったソングライティング能力の高さで徐々に注目を集めると、2020年4月に1stアルバム『C』、同年12月にはアルバムからの7インチシングル「gypsy/rhapsody」、そして2022年2月には最新7インチシングル「I Love You/You Are Right」をリリースし各方面から高い評価を受ける。またギタリスト、ミックス&マスタリングエンジニアなど他アーティストの作品への参加など幅広い活動を行なっている。

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