俵谷哲典
Our Covers #019

俵谷哲典

ミュージシャン / アーティスト
Stigmata Martyr
Title

Stigmata Martyr

Artist
Angel Hair
Original
Bauhaus - Stigmata Martyr
VSSやYear Futureといったバンドにて活動し、レーベルGold Standard Labsを牽引した重要人物であるSony Kayが10代の頃にボーカリストとして活躍していたAngel Hair。このバンド名は勝手に翻訳すると「パスタの細麺」、そしてその細麺が奏でるバウハウスは、ゴス度が低いものの、ツルツルシコシコ食感とハードコアの可能性を同時に高めることが可能な秀逸の楽曲。ソニーは類稀なコラージュアーティストで、Mars Voltaのジャケなどは彼が手掛けていた。絵も音楽もリスペクト大です。
Program
Title

Program

Artist
Chromatics
Original
Silver Apples - Program
2000年代に突入して間も無く、Silver Applesの再評価が高まり、これは2人バンドの域を超えている、と西海岸の巷で話題になっていた。これはその矢先にGSLよりリリースされた1枚。この時のクロマティクスは絶頂期を迎えていて、ライブもかなり良かった。私が彼らを観たオールエイジのライブハウスでは、浮浪者がその日の昼間に路上で売れなかった凍ったチキンを手に入場し、その袋を振り回して踊っていたのが忘れられない。
30 Seconds Over Tokyo
Title

30 Seconds Over Tokyo

Artist
Pere Ubu
Original
Rocket From The Tombs - 30 Seconds Over Tokyo
デヴィッド・トーマスの「鳩の舞い」をYouTubeで観てほくそ笑んでいるのは私だけではない訳だから解説には及ばないが、これはトーマスが昔やってたバンドを、その後の彼自身のバンドでカバーしているという、マイセルフカバー。Rocket From The Tombsと言えば、Dead Boysの前身バンドであり、名曲Sonic Reducerの産みの親であるから大変な事である。まー、単純にトゥームス・バージョンより暗くて、良いぞ!バロウズしかり、カットアップ手法が採用されているところがまた憎い。
Satisfaction
Title

Satisfaction

Artist
The Residents
Original
The Rolling Stones - (I Can't Get No) Satisfaction
何をどうやったら、あのポップソングがこのような地獄からの賛美歌になってしまうのか!?これくらいの格差があるカバーは大好きである。どのくらい謙虚に言おうが、これにはサンフランシスコの混沌としたカオスが全て詰められている。ギターのチョーキングが叫び声にしか聞こえない。
Trap
Title

Trap

Artist
GoGoGo Airheart
Original
The Pop Group - Trap
これはサンディエゴで知る人ぞ知るゴーゴーゴーエアハートからブリストルへの解答とも言える名曲。このバンドのメンバーはまた個性派揃いで、ベースのハッシュは現在Thievery Corporationでバーニングマンなどでもライブを行なっている。GGGAHのライブは15インチのベースキャビネットを2台使用し、低音へのこだわりが素晴らしいの一言。
Starship
Title

Starship

Artist
MC5
Original
Sun Ra - Starship
1969年録音というのは何かの幻聴ではないかと耳を疑う程に自由な一曲。おそらく、彼らのライブに見に来たほとんどが、ぽかーん、となる。あれ、俺、もっと激しいの期待して見に来たのに、、となるに違いない。アルバム同様、ライブでも1番最後に演奏して、ショートソングで高まった熱気を昇華していたのだろう。演奏した後に「ゼンギュー、ゼンギュー」と訛ってしまっているのも、彼らの意識が演奏中にどれだけこの世から離れてしまっていたかを説明している。
Be Bop A Lula
Title

Be Bop A Lula

Artist
Alan Vega
Original
Gene Vincent - Be Bop A Lula
うーん、はっきり言ってアランヴェガが1981年にやっていた事はスーサイドでやっていた事よりもこの時代にしっくりくる。思い返すと、クリームマガジンのジャーナリスト、レスターバングスが熱くなり、スーサイドのカセットインナーを書いていた70年代が1番ホットホットだっただろうが、ソロも捨てたもんじゃない。ボーカルの撮り音が半端なく良いのが素晴らしい。
You Really Got Me
Title

You Really Got Me

Artist
Oingo Boingo
Original
The Kinks - You Really Got Me
日本でのオインゴボインゴの評価の低さには改めて納得し難い。バットマンからダンボまで、映画サントラを手掛けたダニーエルフマンの昔のバンドだよ!と言わないと話が通じないというのはかなり面倒くさい。ブリジットフォンダが彼の才能に惚れたのも納得の凄さだよ、オインゴボインゴは。このサビにいくまでのスキャットを聴いてみなさい。このテンション、はっきり言って頭がどうかしてる。
Smelly Tongues
Title

Smelly Tongues

Artist
Snakefinger
Original
The Residents - Snakefinger
スネークフィンガーはレジデンツとの合作や、共作でも知られているが、38歳にして亡くなった天才中の天才。これはレジデンツのファーストの楽曲をスネークフィンガーのファーストシングルのB面用にカバーした物。バックの演奏は全てレジデンツという、完全に公式というか、彼らの支援の元に成り立っているという、ちょっと特殊な設定のカバーソング。
Who Needs You
Title

Who Needs You

Artist
Sinking Body
Original
Queen - Who Needs You
狂気のイラストレーター、そしてBorn Against、Men’s Recovery Projectのメンバーとしても知られる奇才Neil Burkeのソロプロジェクトによる楽曲。はっきり言って原型を全く留めておらず、仮にクイーンの原曲を聴いた後に、連続で聴いたとしても、その関連性が微塵とも感じられないクレイジーなカバー。Neilさんははっきり言って最高です。
Profile

俵谷 哲典はノイズロックバンド2up(アップアップ)のギターリスト、ヴォーカリストとしても知られる日本人ミュージシャン、アーティストである。宮城県に生まれ、現在は東京都を拠点としている。1999年にカリフォルニア州サンディエゴにて人々やミュージシャンのポートレートを描き始め、意欲的にSF/実験的なグラフィックノベルを制作した。2UPと並行して、2007年までサンディエゴを拠点としてバンドDmonstrations(デモンストレーションズ)の活動を行う。グロテスクかつ色彩豊かな世界観が世代を超えて評価されている。Hollow Press、Le Dernier Cri、Colour Codeからシルクスクリーンやリソグラフを用いて、アートブックやグラフィックノベルが出版されている。その他、Brain Dead、Volcom、NTS Radio、Medicom Toyとのコラボレーションを発表するなど、多分野において活動している。
https://tetsunoritawaraya.com/

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