Akhira Sano
Our Covers #086

Akhira Sano

Artist
That’s Us/Wild Combination
Title

That’s Us/Wild Combination

Artist
Peter Broderick
Original
Arthur Russell - That's Us/Wild Combination
作曲家、ピアニスト、マルチ・インストゥルメンタリストとしても著名なPeter Broderickですが、温もりがあるようでいてどこか遠くに感じられる彼の音楽は、Arthur Russellの音楽性や哲学、パーソナリティに非常に近しいものがあると思います。
「That's Us/Wild Combination」の歌詞に〈it's a wild combination.It's a wild, it's a loving you baby. It's a talk in the dark, it's a walk in the morning.〉という一節がありますが、ここに集約されている気がします。
童神
Title

童神

Artist
夏川りみ
Original
古謝美佐子 - 童神
古謝美佐子さんのプライベート盤CDに収録された曲のようですが、ウチナーグチと三味線の音がこれ程相応している楽曲は無いと個人的に思います。夏川りみさんの声色でなければ、ここまで味わい深いカヴァーになり得なかったでしょう。
また、母が実家でこちらの曲が収録されたCDを愛聴しており、少しノスタルジックになる曲でもあります。
Biała flaga
Title

Biała flaga

Artist
Hania Rani & Dobrawa Czocher
Original
Republika - Biała flaga
ポーランドのピアニスト、作曲家であるHania Raniが地元ポーランドのバンドRepublikaのリーダーの楽曲をカヴァーした作品。彼女が2019年に発表した『Esja』でファンになってしまい、そこから作品を遡り見つけた曲です。
現在の内省的な作風(あくまで個人的な見解として)とはまた違った一面が垣間見れます。
Little Bit of Rain
Title

Little Bit of Rain

Artist
Karen Dalton
Original
Fred Neil - Little Bit of Rain
Karen Daltonのアルバムはおおよそサブスクリプションで聴くことができます。ある程度リマスタリングもされているのでしょうが、当時の録音環境がそこまで恵まれていなかったのか、くぐもった音色になっていることが多いです。しかし、その音色こそが『古き良きアメリカ(勝手なイメージ)』をより想起させます。
Karen Daltonは存命の間に光が当たることが少なかったアーティストのようですが、そういった哀愁込みでアメリカのフォークが好きです。また、こちらのアルバムはレコードで聴くことをおすすめします。
ターン・アウト・ザ・スターズ
Title

ターン・アウト・ザ・スターズ

Artist
小曽根真
Original
Bill Evans Trio - Turn Out the Stars
この曲はTrioでしか聴いたことがありませんでしたが、小曽根さんがソロで演奏することで、ピアノの絶妙な音列にフォーカスして楽しめます。
また、こちらのアルバムには小曽根さんのインプロも収録されており、そのインプロがジャズでもあり、クラシックを感じる部分がやはり偉大だなと感じます。
No Kicks
Title

No Kicks

Artist
Benjamin Brunn
Original
Chuck D - No
Benjamin Brunnは横浜に住んでいる同い年の友人の家でレコードを聴いて以来、大好きになった思い出のあるアーティストです。クリック調のドラムとキレのいいシンセワークが特徴的で、黙々と作業したい時などにマッチします。また、Public Enemyは血気盛んな20歳前後にCDを買ってよく聴いていたので、この2人が出会うとは思ってもいませんでした。笑
こちらの曲はBenjamin Brunn節が全面に出たダンストラックに、CHUCK Dのをリズム度外視な変調(?)ラップが乗っていて噛み合わなさが面白いです。
Passionfruit
Title

Passionfruit

Artist
Yaeji
Original
Drake - Passionfruit
Drakeは新作が出る度に、その音楽性の高さ、プロダクションのこだわりに驚かされます。また、表層ではそれを感じさせない所も彼の凄みかなと感じます。こちらの曲は2017年リリースの『More Life』に収録されており、それをアジアにルーツを持つYaejiが見事にカヴァー(トラックのリワークも含め)しています。
Yaejiの歌声もどこか儚く、なぜかウォン・カーウァイやロウ・イエの作品のような、刹那的な恋愛を描いたアジアが舞台の映画を見返したい気持ちになります。
Till I Get It Right
Title

Till I Get It Right

Artist
Michael Nau
Original
Kenny Rogers - Till I Get It Right
言わずと知れたUSカントリーミュージック界の大御所Kenny Rogersのトリビュートアルバムとして、2021年にPerpetual Doomよりリリースされたアルバムからの一曲です。Suicide SqueezeやFull Time Hobby等から良質な現行フォーク、ベットルームミュージックをリリースしているMichael Nauがカヴァーしています。
気取らない中音域なシンセサイザーと、リズムボックスで再現された楽曲はKenny Rogersの音楽や人柄への敬意が感じられます。ジャケットのウエスタンブーツも◎。
disintegration (Alva Noto Remodel)
Title

disintegration (Alva Noto Remodel)

Artist
Alva Noto
Original
Ryuichi Sakamoto - disintegration
坂本龍一の『ASYNC』を豪華すぎる面々で文字通り"再構築"した『ASYNC REMODELS』から、Alva NotoことCarsten Nicolaiのrework曲。正直国内外含め、こんなに好きなアーティストが一同に会す作品は他になく、改めて坂本龍一の偉大さとその飽くなき探究心に感服します。
僕が感想を述べさせてもらうにはあまりに稚拙なので諸々割愛させて頂きますが、愛聴させて頂いている作品です。
悲しくてやりきれない
Title

悲しくてやりきれない

Artist
青葉市子
Original
ザ・フォーク・クルセダーズ - 悲しくてやりきれない
最初に僕が「悲しくてやりきれない」を聴いたのは、周防正行監督『シコふんじゃった』の挿入歌です。父がこの映画を好きでよくVHSを借りて見ていたのですが、小学生ながら『なんて心に寄り添ってくれる曲なんだ』と思った記憶があります。こちらのカヴァーはシンガーソングライターの青葉市子さんが、写真家の小林光大さんの写真を元にインスピレーションを受けて演奏された作品だそうです。
彼女の心地いい夏風がそよいでいるような歌声と、シンプルで儚いアコギ、そして胸が締め付けられるような歌詞が絶妙に戯れている曲です。また、小林光大さんの写真もそんな戯れを丁寧に汲み取っている素晴らしい作品となっています。
Profile

1992年新潟県出身。東京在住。アーティスト。形や音の持つ不完全性、不規則性などに焦点を当てた生成・観察・記録、それらを二次的拡張させることを、ドローイング、グラフィック、インスタレーション、ビデオグラフィ、楽曲制作などを主に用いて表現・制作している。
主な作品に『Penetrating, For Filtration』(Important Records、2019)、『Particle Dialogue - Observation and Recording』(The Trilogy Tapes、2022)、主な個展に『可能性のパースペクティブ』(FAITH、2021)、『mē on -非在を見る-』(TOH、2022)などがある。
@Akhira_Sano (Linktree)

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