この曲とかThe Bad PlusによるNirvana「Smells Like Teen Spirit」の、ジャズなオシャレっぽさの裏ポケットに秘めたナイフ感にシビレます。

私がやってる店での歴史的ヒット曲のなかのひとつ。ちなみにAndrew WeatherallのSabres Of Paradiseも引用しておりまして、勝手にいろいろ繋がりました。

元のヴァージョンは、ステッパーなディープ・ハウスでしたが、これはシタール（？）も響かせつつナイヤビンギ・リズムでリワーク。

ノー・コメント。

12インチに4ヴァージョンを収録。怒りの込め方が個人的に理想形（本人たちがどう思ってるかは知らないけど）。

名カヴァーなのに、アルバムのアナログ・ヴァージョンにしか収録されていなかったのは、大人の事情なのかな。

おそろしいほどに霊気が満ちたヴァージョン。2008年、Jerry DammersがSpatial AKA Orchestraの活動を始める前、〜AllstarsとしてTony Allen、Damon Albarn、Paul Simonon、Hypnotic Brassらを率いて〈Love Music, Hate Racism〉で披露したヴァージョンでのSpaceapeも最高でした（YouTubeで観ることができます）。R.I.P.。

Massive Attackはカヴァーの選曲センスもアレンジも最高。個人的にはこの疑似ライヴ・ヴァージョンは、「いつかこんなステージ（というかダンス）を体験してみたい」という究極形として脳内にセットされています。

ただのヒッピー・バンドで終わらなかった彼らの面白さの一端が、この素晴らしいカヴァーに現れています。

The Wild BunchがOn-UファミリーだったShara Nelsonを迎えて制作した「Look Of Love」カヴァーを青写真に、“ブリストル・ビート”が完成したのがこの曲。ここから、ラップ入りや別カヴァーなど、様々なヴァージョンが生まれたのもジャマイカンなアティチュードで、そそられます。