ディスク・ボイジャー<br>“「3」はなんか収まりがよい”
feature #198

ディスク・ボイジャー
“「3」はなんか収まりがよい”

魅惑のオンラインショップ《パライソレコード》がお贈りする、カヴァーソング桃源の世界。

野田晋平(パライソレコード)
Ep.53 / 24 Mar. 2025

←Ep.52

三種の神器、御三家、3人組、3大〇〇、三度目の正直、三本締め…。とかく「3」が好きな日本人。というわけで、今回は3月に送る「3」にまつわるカヴァーソング特集。この「ディスク・ボイジャー」も実はちょうど3年経ってるとかだったらキレイだな。っと思ったら5年経ってました。石の上にも三年を遠に超えていた!?

Title

Move on Up

Artist
The Jam
Original
Curtis Mayfield – Move on Up

ピストルズ、クラッシュ、ダムドらと並ぶも、独自のスタイルで他とは異なるサウンドを展開した、最強のスリーピースパンクバンド、ザ・ジャム。60’sマージービート〜モータウン〜ソウルなど後のスタイル・カウンシルやソロなどポール・ウェラーの嗜好は数々の名カヴァーを生み出します。中でもカーティス・メイフィールド「Move on Up」は絶品すぎる!

Title

モデル

Artist
ヒカシュー
Original
Kraftwerk – The Model

プラスチックス、P-MODELと並ぶテクノ御三家の一翼を担ったヒカシューによる、テクノの祖クラフトワーク「The Model」の日本詞カヴァー。オール電化な本家に対し、ギターも交えたニューウェイヴ仕様に。本家のダークさを継承しつつも、巻上公一ら強烈な個性により、怪しさがより上書きされています!?

Title

抱きしめてジルバ

Artist
西城秀樹
Original
Wham! feat. George Michael – Careless Whisper

郷ひろみ、野口五郎と並ぶ新御三家の一人、西城秀樹。彼を象徴するヴィレッジ・ピープル「Y.M.C.A.」はじめ、そのワイルドかつ躍動のキャラクターで数々のカヴァー曲を生み出し、推しも押されぬ国民的スターとなりました。本作はそんなヒデキのアダルト・オリエンテッドな一面を覗かせるワム「Careless Whisper」の日本語カヴァー。大人のフェロモン出てますね~。郷ひろみも同曲をカヴァーしていますが、ここはヒデキに軍配!

Title

東京ブギウギ

Artist
雪村いづみ
Original
笠置シヅ子 – 東京ブギウギ

とかく「〇〇三人娘」という名称を使いがちな日本人ですが、そんな三人娘の元祖とも言える美空ひばり、江利チエミに並ぶ雪村いづみが、荒井由実「ひこうき雲」などニューミュージックの先駆けとも言えるサウンドを手がけた細野晴臣、鈴木茂、林立夫、松任谷正隆によるセッショングループ、キャラメル・ママと共に作り上げた1974年のアルバムより、笠置シヅ子「東京ブギウギ」のカヴァーを。この腰抜かすほどの強烈なグルーヴ! 参った!

Title

I Want You Back

Artist
Martha Reeves & the Vandellas
Original
Jackson 5 – I Want You Back

昨今はクラス単位の大所帯へとなりつつありますが、ガールグループの定番といえばやはり3人組。そんな訳でシュープリームスら数々の3人組ガールグループを送り出したヒット工場モータウンより、「ダンシング・イン・ザ・ストリート」「ヒート・ウェイヴ」などで知られるマーサ(リーヴス)&ザ・ヴァンデラス1972年のラストアルバムから、ジャクソン5「I Want You Back」のカヴァーを。晴れやかなサウンドを切り裂くパンチ力抜群のヴォーカルがすんごい!

Title

Apache (Jump on It)

Artist
The Sugarhill Gang
Original
The Shadows – Apache

「ラッパーズ・デライト」のヒットでヒップホップを世界に拡散した3MCのシュガーヒル・ギャングによる、ヒップホップブレイクの古典としても知られるインクレディブル・ボンゴ・バンドによるヴァージョンほか数々のカヴァーを生み出した、シャドウズによる「アパッチ」のグッドリサイクル。オールドスクールクラシックスともなったパーティーラップ名曲!

Title

Change the World

Artist
Babyface feat. Eric Clapton
Original
Wynonna Judd – Change the World

ジェフ・ベック、ジミー・ペイジに並ぶ世界3大ギタリストの1人エリック・クラプトンのヒット曲としてあまりにも有名な「Change the World」は実はカヴァー曲だった!? オリジナルはアメリカの女性カントリー歌手であるワイノナ・ジャッド1996年作『Revelations』のアルバム収録曲。そんなシングルでもない曲がクラプトンにより誰もが知る彼の代表曲にまでなるのです。今回はそんな「Change the World」のプロデュースを手掛けたベイビーフェイスとの共演ヴァージョンを。3人組のTLCはじめ、ボーイズIIメン。トニ・ブラクストン、セリーヌ・ディオン、マライア・キャリーなど数々の名盤に関わった御大による極上のメロウヴァージョン!

(つづく)

Profile
魅惑のオンラインショップ《パライソレコード》主宰。世界中の魅惑サウンドを探し求め、中古レコードをメインに(ほぼ)毎日新入荷を更新中。 http://paraisorecords.com/
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